点滅するホタル

ホタルを見に行く。

某所のホタルは、予想以上の盛りで、神秘的な風景が見られた。
梅雨の合間の、有意義な時間のすごし方だ。

で、実はこの企画は、ホタルの場所を覚えて先日デートした女性を再度誘おうという下心のためにあった。
確かにデートスポットとしては最高である。

しかし、帰ってきてみるとそんな気は失せていた。
この企画に、1人因縁のある女性が混じっていたのだ。
自分は2年前に、その女性に勝手に運命を感じて、積極的にアピールしてデートをしていた。
当時自分が友人に語った言葉でいえば、
「彼女に出会って右脳がしびれた」
といった感じである。

しかし、何度がデートをしていて、いい感じになってくるにつれて、自分のテンションは下がり始め、最終的に彼女にコクられた時には、底打ち状態。
あんなに誘っていたのに、付き合いをお断りするという、最悪のシナリオになったのだ。

その女性が今日もきていた。
そして、相変わらず僕の右脳は彼女にしびれていることがわかった。

さて、どうしようか?
ダイナミックな運命の急展開を求める自分と、
予定通り先日の彼女をデートに誘うおうかとしている自分がいる。