二日目

04:30起床。
05:00宇都宮を出発。
07:00那須岳のふもとのロープウエー乗り場に着く。

こんな早朝だというのに、7:30の始発は定員118が満杯。
みんな早起きである。
自分は腹の調子が悪いので不安である。

07:45山頂駅から歩き始める。
周りは観光客が多く軽装である。
自分と友人は、バリバリの登山スタイル。
まぁ気にしないようにしよう。

08:15茶臼岳山頂。
火山跡だけあって草木が一本も生えていない。
それどころか、時折、岩の隙間から白い蒸気がピューピュー噴出している。
うむ、殺伐とした風景だ。
あと、風が強い。

08:45非難小屋着。
風が強い。
立て看板には、冬場強風に飛ばされて死んだ人もいるから注意しろと書いてある。地形的に風の谷らしい。
ということで、非常に寒い。
あと、風の音が強すぎて、歩きながら話が出来ない。
話すときは、怒鳴るように発声しなければ聞こえない。

09:23朝日の肩着。
雪渓、岩場などアドベンチャーコースを越えて、朝日岳のふもとにつく。
那須岳とは、茶臼岳・朝日岳・三本槍ヶ岳の三峰を総称したものらしい。
ただし、三本槍ヶ岳だけは少し離れたところに位置する。
われわれ日和見登山隊は、この時点で、はやくもその三本槍ヶ岳への登頂を諦めた。
「まぁ、無理せんでいこうや。」
という賢明な判断である。
ということで、この時点で写真を撮ったりとダラダラする。

09:45〜10:05朝日岳山頂
タバコを吸ってさっさと下る。

10:45非難小屋通過
11:15駐車場着。
帰路では登りでばてていた相方が、俄然元気になりふと目を離すと走って下っているので、こちらも負けじと走って下る。足首が痛いんですけど・・・
また、残雪の道がつるつる滑って面白かった。
簡易そりを持ってくればよかったと、後悔する。

この時間、ロープウエー乗り場周辺はすごいことになっていた。
山頂目指して登ってくる車が、渋滞の列をつくっていたのだ。
われわれの車がある駐車場から、ざっと1キロくらいは車が連なっていた。
もう駐車場は一杯であるのにも関わらず、だ。
登山を終えたわれわれが那須の町の手前まで来ると同じように恐ろしい風景がひろがっていた。またしても、渋滞である。那須の登り道はことごとく渋滞であった。
恐ろしい。

ということで、この後、白河方面に裏道を抜け、河原で昼食とビール、読書と昼寝。
むくっと起きた後は、一路4号線を郡山へ向かう。

16:00ごろ、本日のビジネスホテルに到着。
アルファ1郡山東口だ。
寂れたほうの出口に立地するせいか、環境が静かで落ち着いた風景ともマッチして良い。
チェックイン(シングル2部屋、各5300円、駐車代600円)すると、昨年に建てられたばかりということで、部屋は大変に綺麗。
一階がコンビニという立地も使い勝手がよかった。
余談だが、男二人旅はビジネスホテルのシングルにそれぞれ泊まるというスタイルを気に入っている。
別に相部屋でも良いのだが、以下利点を挙げると、
1:安い。
2:夕飯がつかないので、夜飲みに出るのに都合が良い。
3:現代っ子には個室でしょ。ムフ。
って、ところである。

話が逸れた。
で、部屋に落ち着いたわれわれは早速シャワーを浴び、すっきりしたところで、ビールで軽く乾杯。
夕暮れも美しいなか、初めての街である郡山を散歩。
駅前はやけにキャッチ風の若い男が多い。
やけに高いビルあるので、気になって入ってみると、なんと上層階に県立高校が入っている。
あなどるなかれ、郡山。
そん感じで、小一時間散歩をして、適当な居酒屋にはいる。
隣の席の女の子の福島弁に耳を傾けつつ、男二人は積る話をしながら、グビグビと飲み続け、郡山の夜は更けていったのでした。