音楽

しつこく「ドアをノックするのは誰だ?」を聞き続けている。
ふと気がついたのだが、この曲の構成も面白い。

歌詞の始めのほうで既に恋愛感情でウキウキなのだが、
恋に落ちるエピソードは、真ん中あたりで出てくる。
明らかに、わざと仕掛けている。
時間順で場面が展開していない。
完成品を一度ばらして、順番を入替えて組み立てなおした感じだ。
でも、聞くほうにとっては曲に広がりが出て面白い。

ついでに、イメージの使い方が上手い。
・東京タワー
・原宿
・冬のダッフルコート
スケートリンク

この視点は、外国人が「トーキョー」を見るときのものだ(と思う)。
あるいは、東京を外国の都市のイメージに置き換えているものだ(と思う)。
まぁ、要するにこの曲を聴いて自分は、パリを思い出したってだけですが。
アメリカ行ったことがあったら、NYを思い出していたかもしれないが)

言いたいことは、聞き手のイメージを広げる言葉の使い方が巧みだってことです。
というわけで、まだもう少し聞き続けると思います。

しかし、オザケンはなんでこんな高揚してるんだろう?
東京タワーの近くで恋に落ちたって歌詞は生々しいし、
「ずっと一人で生きるのかと思ってた」ってのも生々しいなぁ。
小沢さん、声もウキウキしてるなぁ。